三菱マルチエアコン交換工事 東京都品川区で工事を行ないました。

壁掛けマルチエアコン 三菱 MSZ-2217GXAS、MSZ-2517GXAS,MXZ-5217AS 交換工事(東京都品川区)施工事例

いつもブログを見て頂き有難うございます。中村建創の岩田です。
今回は壁掛けの室内機が2台、室外機が1台。マルチエアコン交換工事のご依頼を承り、品川区へ施工に行きました。
施工完了後のお写真からご覧ください。

 

交換後 三菱壁掛けエアコン MSZ-2217GXAS-W

交換後 三菱壁掛けエアコン MSZ-2217GXAS-W

交換後 三菱壁掛けエアコン MSZ-2517GXAS-W

交換後 三菱壁掛けエアコン MSZ-2517GXAS-W

交換後 三菱マルチエアコン室外機 MXZ-5217AS

交換後 三菱マルチエアコン室外機 MXZ-5217AS

三菱製壁掛けマルチエアコンになります。

まず最初に既存エアコンの状態を確認致します。

既存のエアコンがまだ使用できる場合はポンプダウンをして室外機へガスを回収します。

室外機の高圧バルブを閉じた状態にし、エアコンを冷房運転で動す事によって、室外機の中に冷媒ガスを閉じ込める事ができます。

冷媒ガスが室外機へ回収できたら、冷媒配管を外してもガスは出なくなっています。

低圧側のバルブも閉じでエアコンを停止させます。

マルチエアコン用のブレーカーを分電盤を見て確認してブレーカーを切ります。

テスターで電圧を確認して0Vを確認してからエアコンの取り外しに入ります。

 

室内機の取り外し

ガス回収が終わり、ブレーカーを落としている状態にしてから室内機の取り外しを開始します。

室内機周辺の養生をして、脚立を立てて周りに注意をしながら外していきます。

通信線、冷媒配管、ドレンホースを外すと室内機を取り外す事ができます。

まずは本体のカバーを外して、通信線を取り外します。

次にドレンホースがどのような状態で施工されているかを確認し、取り外し方を考えます。

壁の裏側を手を入れて確認したところ、近くに排水用の塩ビ管が有り、既存のドレンホースがそこに刺して有る事が確認出来ました。

塩ビ管が有ればドレンホースはそのまま外しても大丈夫です。

もしも塩ビ管が手の届かないくらい場所に有ると、何も考えずにそのままドレンホースを取ってしまうと大変な事になってしまいます。

手の届かない見えない場所にドレンホースを差し直さないといけなくなります。かなり無理が有りますので

しっかりと確認して塩ビ管が近くに有る事の確認が出来てからドレンホースを取り外しました。

室内機は壁に固定された裏板に上側をひっかけて、その状態で下側を押すとカチッとはまるような造りになっています。

なので外す時はその逆にカチッとはまる場所を手で外して

エアコン下側を少し持ち上げた状態にします。本体と壁の間に物を挟んで浮かせています。

その状態で冷媒配管の接続部、フレアナット2カ所の取り外しに入ります。

断熱材や被粘着テープで巻いて有る部分をカッターで切り、高圧と低圧のフレアナットを見える状態にします。

モンキーレンチを使用してナットを緩め冷媒配管を1本ずつ取り外していきます。

すべて外し終わったら室内機を上に持ち上げ取り外します。

脚立の上で持ち上げているので慎重に周りに注意しながら降ろします。

降ろしたエアコンはそのまま表へ運び出します。

既存のエアコンを取り外すと汚れやほこりが付いている事が多い為ウェスなどで汚れをふき取ります。

 

冷媒配管の長さや、配線の長さを確認、ドレン排水方法の確認して必要な部材を選定し作業者から持ってきます。

マンション、特にタワーマンションはエアコン本体や材料の搬入出でかなり時間が取られるので、事前に想定できる材料は最初に運んできています。効率よく工事を進める為のポイントです。

壁の内部に配管を事前に用意してある場合は隠ぺい配管工事となります。

隠ぺい配管は配管や配線を交換する事は出来ないので、再利用する工事方法が一般的です。

本体の設置位置を決める為エアコンの裏板を最初に取り付けます、既存エアコンの取付位置や壁のクロスがどこまで貼られているか(エアコン裏側クロスが無い事も有ります)、天井や壁までの取付に必要なスペースがあるか、周りにぶつかる物が無いか確認して、位置を決めます。

大まかな位置が決まり1カ所ビスで仮止めをします。

水平器を使用して水平位置を決め裏板を固定するため木ネジやボードアンカーを使用します。

エアコン取付場所にあらかじめ木の板が石膏ボードの裏側に有る場合は木ネジで止めれますし、無い場合はボードアンカーでボードに固定できるようにします。

ここをおろそかにすると何かの時に落下する危険が有るのでしっかりと壁に固定します。

裏板の取り付け、配管や配線の長さが新規エアコンに足りているか確認します。

配管の長さに余裕が有る場合は冷媒配管の先を新規エアコンの接続位置に合わせパイプカッターで切り直し、切り口のバリをリーマーという工具で削り取ります。その後ナットをつけてフレア加工をします。銅管の先端をラッパ状に広げる加工でフレアツールという専用の工具を使っています。

フレアを作った内側が鏡面状になっており、傷がついていない、削りカスや汚れがついていないかを確認し、トルクレンチを使用して配管を接続します。

もしも銅管の長さが足りない場合は銅管を専用の部材で延長する場合や溶接で銅管を延長し長さを調整してフレア加工します。

エアコン室内機を裏板に上側だけひっかけてた状態で下側は手前に浮かせて冷媒用の銅管、通信線の接続、ドレンホースの長さを調整し塩ビパイプに差し込みます。

一度トルクレンチで締めてトルクがカチッと作動したのを確認して、マジックで印をつけます、再度トルクレンチで締めトルクがカチッとなる事を確認してOKマークを書きます。

配線は確実に接続し差し間違えが無い事も確認します。

 

室外機の施工に入ります。

通信線と配管の組み合わせがわかるようにマジックで印をつけてから取り外していきます。

メーカーによって上から室内機A、室内機Bとなっていたり、下側から室内機A、室内機Bとなっていたりする為注意が必要です。

1台目と2台目の配線と配管を間違えないように印AとかBを書いておき取り外します。

冷媒配管の取り回は取り付ける場所に合わやすいようにしてから被粘着テープで断熱材を巻いて配管を保護します。

フレアナットを室外機側から外して、銅管の先を切り直しリーマーを使用してバリを取ります。

フレアナットを銅管に通してからフレアツールで先端を加工します。フレア部分にゆがみ、削りカスがついてないか、内側は鏡面仕上げが出来ているか。一カ所でも気になる場合はつくりなおしています。

室外機の位置を決めてフレア部分の位置を合わせてからナットの手締めをします。

手締めで回らなくなってからトルクレンチを使用して配管を接続します。

トルクレンチを締めていくと決められたトルクになるとカチッと音が鳴り締める力を逃がします。トルクレンチが作動したのを確認して、マジックで印をつけます、再度トルクレンチで締めトルクがカチッとなる事を確認してOKマークを書きます。

室内機2台の配管を繋ぎ室外機の配管も繋いだ時点で真空ポンプを室外機のサービスポートへ繋ぎ真空引きを開始します。

銅管内の空気を抜いていきます。

真空引きには時間がかかるので、その間に通信線を接続し順番に間違いが無い事を確認します。

真空ポンプで配管内の空気を抜き終えたらマニホールドの数値を確認。真空ポンプのバルブを閉めてしばらく時間をおきます。

他の作業を進めながら再度マニホールドを確認し、メーターの数値が変化していない事を確認して真空ポンプを取り外します。

メーターがもしも動いている場合はガス漏れをする可能性が有るので配管接続部を調べ直し再度真空引きをして確認します。

メーターが動かなければ真空状態が保たれているので、室外機内に入っているガスを配管内に開放します。

室外機の低圧と高圧のガスバルブを開きます。

エアコン用の専用ブレーカーを上げエアコンの試運転を1台ずつ行い、最後に2台同時に試運転します。

室内機側からは暖かい風が出て、室外機側からは熱交換による冷たい風が出ていることを確認できます。

お部屋が暖まりエアコンの動作確認が確認できたら施工完了となります。

お客様へエアコン動作の確認をして頂きリモコン操作やお手入れなどのご説明を致します。

 

この度は株式会社中村建創をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

お客様に問題無くエアコンを使って頂けるようにしっかりと施工をさせて頂いております。

もしも何かお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。

メーカー 三菱
型式 MSZ-2217GXAS-W、MSZ-2517GXAS-W、MXZ-5217AS
工事費込金額 ¥270,050-
地域 東京都品川区
施工時間 約4時間

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