マルチエアコンとは

室外機1台で室内機を2台から5台まで接続して冷暖房で動かすことが出来る機器 です。

ここではマルチエアコンの選び方に役立つ情報をのせています。

 

 

マルチエアコンのメリット

メリットはやはり室外機が1台で済む事です、マンション等で室外機置き場が1台分しか無い、庭の使い勝手がわるくなるので室外機をあまり置きたくない。ベランダが狭くなるので等々

マルチエアコンなら室外機1台の置き場所が有れば複数台の室内機を使用する事ができるというのは大きなメリットです。

一般的なエアコンは 室内機1台につき室外機1台が必要 なセパレートタイプのエアコンです。

セパレートエアコンで室内機を5台設置するには、室外機も5台設置する必要が有ります。

室外機を沢山置くと家の外観を損ないやすくなりますし、置き場所もかなり必要となります。単純に置ききれない事も考えられます。

その点マルチエアコンなら室外機は1台で済むため省スペースでの設置が可能となります。

マルチエアコンなら室外機1台分の空きスペースがあれば設置する事ができます。

 

マルチエアコンを動かすためには、200Vの電源が室外機へと直接接続になる製品が多いです。

室内機側に電源が来ている時は室内の電源から外へ電気を送る為に配線延長が必要になります。

既存のマルチエアコンが100V電源で動いている場合が有ります。

その場合はブレーカーがエアコンの専用線で有る事を確認した上で、100Vから200Vへ電圧を切り替える必要が有ります。

工事前には現場調査をしておりますので、わからない事が有りましたらお気軽にご質問下さい。

 

マルチエアコンの室内機には様々な種類が有ります。

 

壁掛け型、天井埋込型、壁埋込型、床置き形、フリービルトイン型 等の種類が有り、設置場所や環境に合わせた選定が可能です。

 

色々な場所に設置しやすい 壁掛け型です。一番良く見るタイプのエアコンです。

壁掛け型

 

室内にエアコンが出っ張るのを好まない場合は、フラットな天井埋込型。

天井埋込型

 

和室の空きスペースに上手く収まる壁埋込型

壁埋込型

 

低い位置に有るので手入れがしやすい床置き型です。

床置き型

 

天袋等のスペースを利用できるフリービルトイン型 等々色々な機種を選ぶ事ができます。

フリービルトイン型

これまでの内容から

マルチエアコンメリットのまとめ

●室外機が1台で済むので、置き場所を取らず、外観を損ないにくい。

●室内機の置く場所が少なくても複数台の室内機を使用する事ができる。

●室内機の種類が色々と有るので、設置場所に合わせた室内機を選ぶことができる。

●室外機が1台で済むためセパレートエアコンに比べ導入費を抑える事が出来る。

 

 

マルチエアコンのデメリット

次にマルチエアコンのデメリットのご説明を致します。

 

マルチエアコンは室外機1台で室内機複数台を動かす為、全室の同時運転時には能力の低下が有ります。

同時運転をする事が多いとわかっている場合は、たとえばリビングと子供部屋のマルチエアコンで同時に使用する事が多い等、

室外機の能力を1つ上のクラスにしておく事をお勧めしています。

 

マルチエアコンは室外機1台で全室のエアコンを動かしている為、

室外機が故障してしまうとすべての室内機が使用出来なくなります。

使用できなくなる事に対するリスク分散方法としましては。

たとえば室内機を4台マルチにして室外機1台 とするよりも、室内機を2台マルチにして室外機1台のセットを2つにすることで、もしもどちらか片方が故障しても、もう一方のマルチエアコンが使用できるので全部使えなくなることは防げます。

 

マルチエアコンの室外機がダメになり交換をするには室内機、室外機すべてのエアコン交換が必要になる為、どうしても交換の費用が高くなります。

 

マルチエアコンデメリットのまとめ

●同時運転をすると能力の低下が有る。

●室外機が故障すると室内機すべてが使用できない状態になる。

●エアコンが壊れて交換するときに、交換の費用が高くなる

 

セパレートエアコンとマルチエアコンそれぞれにメリットとデメリットが有るので、各ご家庭の使い方に合わせて選ぶことがポイントとなります。